※確定済みの開票結果情報を更新しました
2020年4月5日に投開票となる兵庫県、高砂市長選挙(高砂市市長選挙)。
本記事では高砂市長選挙2020の確定した開票結果を開票速報としてまとめています。
NHKや各報道による最新の出口調査から投票率・争点・当選者・落選者の当確情報・立候補者の公約や経歴・プロフィールなどについてもまとめていきます。
2020年の高砂市長選に立候補者したのはいずれも無所属新人で、元市議の北野誠一郎氏(58)と、会社役員の都倉達殊氏(60)の2名です。
3月28日時点での有権者数は7万5368人となっています。
【確定】兵庫県高砂市市長選挙2020|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
高砂市市長選挙2020の開票結果については地元選挙管理委員会やNHK選挙WEBなどの開票速報・出口調査情報が入り次第こちらに追記していきます。
開票は即日開票で午後9時から、高砂市米田町島の市総合体育館にて行われます。
▼確定済み開票結果▼
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
12,439 | 北野 誠一郎 | 58 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元市議 | |
きたの せいいちろう | |||||||
当選 | 16,866 | 都倉 達殊 | 60 | 男 | 無所属 | 新 | 株式会社トクラ取締役会長 |
とくら たつよし |
- 告示日:2020年3月29日
- 投票日:2020年4月5日
- 定数 / 候補者数:1 / 2
- 執行理由:任期満了
- 有権者数:7万5368人(男3万6364人、女3万9004人)/3月23日時点
- 投票率:40.00%
高砂市長選挙|2020年の争点や最新情勢・優勢や当確予想
2020年高砂市長選挙は、現職の登市長が引退したことにより新人2名の一騎打ちという構図となりました。
前回2016年の同市長選挙は、現職の登氏が2期8年の実績を主張し市政の継続を望む有権者の支持を集め、元市議の新人2人を破り3選を果たしました。
結果 | 氏名 | 党派 | 新旧 | 得票 |
当 | 登 幸人 | 無所属 | 現職 | 16,725 |
中西 一智 | 無所属 | 新人 | 6,997 | |
生嶋 洋一 | 無所属 | 新人 | 5,822 |
また、2012年市長選は、現職の登市長が告示当日に立候補表明をした会社員の山本氏に大勝し2選を果たしました。
結果 | 氏名 | 党派 | 新旧 | 得票 |
当 | 登 幸人 | 無所属 | 現職 | 16,642 |
山本 琉介 | 無所属 | 新人 | 6,092 |
ただ、告示日当日の出馬表明にも関わらず山本氏が登氏への批判票の受け皿になり26%の得票を獲得したことは現職への戒めとして一定の評価を受けていました。
さて、新人同士の一騎打ちとなった今回2020年の高砂市長選は、組織力に関しては都倉氏が有利だと思われます。
都倉氏は基本的には現職の登市政の踏襲を訴えており、その出陣式には登市長、自民党や労働組合系の市議、商工団体代表などが顔を見せたようです。
一方、北野氏は市議を7期務めているものの最近の市議選では定数21に対して11~12位程度での当選であり、飛び抜がけた強さを持っているわけではありません。
また、市議会での所属会派も2名と小さく組織力という意味では遅れをとっています。
ただ、現職の登市政を批判する北野氏の主張が受け入れられて、投票率が上昇するような事態となれば、北野氏が勝つ可能性は十分あると思います。
投開票日まで選挙戦の行方に注目を続けてまいりましょう。
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高砂市長選挙 2020年立候補者の政策(公約・マニフェスト)やプロフィール経歴など
北野 誠一郎(きたの せいいちろう)の経歴やプロフィール
- 名前:北野 誠一郎(きたの せいいちろう)
- 現年齢:58歳
- 性別:男性
- 党派:無所属
- 肩書き:元高砂市議
- 学歴:淳心学院中学校・高等学校、中央大学法学部卒業
- 職歴:山一證券勤務、高砂市議(7期)
中央大学法学部卒業後、山一證券勤務を経て1994年の高砂市議選に無所属で立候補し初当選。以来現在まで7期連続当選し、市議会議長、行政改革等特別委員会委員長などを歴任した。
[box01 title=”主な公約・政策主張”]
北野氏は引退する登市政について「課題の先送りを続け、衰退の道をたどっている」と批判しています。
そのうえで「人口を増やし活気ある街にする」と訴え、「高砂の明日をつくる 3つのビジョン」と称する以下の公約を掲げています。
1.2期8年で課題を解決、明るい高砂をつくる
●市長の人気は最長でも2期8年。期限を区切って課題に取り組みます。
●密室政治をなくし、誰でも参加できる「市長と語る会」を復活します。
2.教育・福祉の予算を増やし、住みたい高砂をつくる
●学力テストの点数を向上させます。教員や学校職員を市独自で増員します。
●無料の福祉バスを市内くまなく走らせ、病院や商業施設への市民の足に。
3.市民病院・商業施設・駅前を再生、活気ある高砂をつくる
●経営悪化の市民病院を改革。副管理者の派遣、施設に投資します。
●JR曽根駅、山陽電車高砂駅など駅前の活性化に取り組みます。
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都倉 達殊(とくら たつよし)の経歴やプロフィール
- 名前:都倉 達殊(とくら たつよし)
- 現年齢:60歳
- 性別:男性
- 党派:無所属
- 肩書き:会社役員、高砂商工会議所副会頭
- 学歴:兵庫県立農業高等学校造園科、南九州大学園芸学部造園科卒業
- 職歴:電発環境緑化センター社員、トクラ代表取締役
南九州大学卒業後、電発環境緑化センター勤務を経て株式会社トクラに入社。トクラでは代表取締役など経営に携わり現在取締役会長を務める。また、高砂商工会議所の副会頭を9年、高砂市総合計画の審議委員も務めている。
[box01 title=”主な公約・政策主張”]
都倉氏は、治水対策など引退する登市政の一定程度評価する一方で、スピード感とコスト感の欠如を指摘し「市の現状を考えると民間経験のある私が中から改革することが必要と感じた」と述べています。
そのうえで、市職員出身の市長が続いた市役所に民間の経験を生かす新風を吹き込みたい、と訴え、4つの「まち」づくりと称する以下の公約を掲げています。
①市民の健康・安心・安全を守るまち
・市内全域に見守りカメラを設置。
・少子高齢化問題・子育て支援への取り組み。
・高齢者や障がいのある方々が交流できる社会へ。
②子供たち・若者が夢を語れるまち
・高砂市に専門職大学を設置。
・中学校給食センターの実施に伴い安心・安全な食育を目指す。
・小・中一貫教育の充実を図る。
・小・中学校、公民館のトイレ洋式化の推進。
③社会基盤の充実したまち
・山電高砂駅南地区整備計画を早急に進める。
・山電連続立体交差事業を早急に協議、都市力強化の推進。
・都市公園を民間活力により施設整備・更新を持続的に進める。
④広域行政を推進するまち
・播磨臨海地域道路の早期実施。
・高砂市民病院の経営基盤の改善、医療の地域連携を図る。
・環境対策を実施した上での広域ごみ処理施設新設工事の推進。
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高砂市長選挙の2016年の開票結果(当選者・落選者)や投票率
下記は前回2016年の高砂市長選挙の開票結果となります。参考情報としてご確認ください。
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 16725 | 登 幸人 | 65 | 男 | 無所属 | 現 | 市長 |
のぼり ゆきひと | |||||||
6997 | 中西 一智 | 40 | 男 | 無所属 | 新 | アンソレイエ・グループ事務局長、元市議 | |
なかにし かずとも | |||||||
5822 | 生嶋 洋一 | 73 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元市議 | |
いくしま よういち |
- 告示日:2016年4月3日
- 投票日:2016年4月10日
- 定数 / 候補者数:1 / 3
- 執行理由:任期満了
- 有権者数:74,295人
- 投票率:40.41%